Japan Heritage KISO木曽馬
No.11
木曽馬は、日本に昔から飼われていた「日本在来馬」とか「日本和種」といわれる馬です。中型馬に属し、体高は平均133cmです。険しい山間高冷地で長年飼育された木曽馬は、厳しい自然環境に適応して極めて強健で粗食に耐え、 ひずめは堅く、蹄鉄をうつ必要はありません。丈夫で安定性のある脚は、狭い山路でも踏み外すことなく急な坂道を安全に上り下りすることができます。平安時代から軍事用、農耕用として大切に育てられてきました。
「木曽馬の里、乗馬センター」では、現在約30頭の木曽馬を保護・育成しています。また、こちらでは乗馬や馬車体験ができます。小型でおとなしい性格のため、2~3歳くらいのお子様から引き馬による乗馬体験ができます。「開田郷土館」では木曽馬のふるさと開田高原にふさわしく、馬具や馬の医術書を展示しています。あわせて昔の農具、民具も展示しています。