Japan Heritage KISO御嶽神社里宮

No.19

鳥居から檜とサワラの大木を見ながら石段を登ると荘厳な立巌の下に里宮の社殿が建てられています。石段は道路から449段あります。古くは岩戸権現と称され、室町時代後期頃から御嶽三十八社の一社として信仰を集め、江戸時代には御嶽山座王大権現の里社として全国にその信仰が広まりました。毎年10月23日・24日には「御嶽神社祖霊殿慰霊大祭」が開催されています。御嶽信仰では、‘御嶽に生まれ御嶽にかえる’との考えから、御嶽のふもとに「霊神碑」を建てて先祖の霊を慰めます。木曽御嶽本教では碑を造れない信者のため、三岳に「祖霊殿」を建立し、毎年、慰霊大祭を斎行しています。23日の夜の「招魂祭」では、御嶽神社里宮近くの『覚明社』前で先祖慰霊の迎え火をし、家内安全などを祈ります。24日の「合祀祭」では、覚明社から祖霊殿がある『御嶽神社若宮』まで御輿と共に信者の行列が歩き、その後若宮で神事が行われます。

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