Japan Heritage KISO百草元祖の碑
No.22
御嶽山で採れるキハダの内皮(黄柏:オウバク)から抽出されたエキスが「百草」で、オウバクは苦味健胃薬で消化を助け、胃腸の調子を整えるとともに食べ過ぎ、飲みすぎ、胃のもたれ、食あたり、眼病、捻挫、打撲など様々な症状に用いられ、人々はこれを「百種類の薬草を使ったと同じくらいの効果がある」あるいは「百の病を治す万能薬」として貴び、「百草」と名付けたともいわれています。現在では御嶽山に生息する数多くの薬草を調合し、さまざまな伝承薬が作られています。
長野県製薬株式会社敷地内に百草元祖の碑があります。これは元は御嶽神社旧参道にあったものを移築したものです。長野県製薬株式会社および日野製薬株式会社では製造工程の工場見学が可能です。また、木曽郡内の各お土産店などで百草を販売しています。