Japan Heritage KISO寝覚の床

No.24

木曽八景のひとつ。木曽路を通る旅人が訪れ、数々の歌を詠みました。松尾芭蕉も訪れ「ひる顔に ひる寝せふもの床の山」の句碑があります。奇岩の渓谷美の景観と浦島太郎伝説で知られています。

上松町周辺は、花崗岩地帯。その地形を木曽川の流れが削り、姿を現したのが寝覚の床です。花崗岩特有の割れ方が、大きな箱を並べたような不思議な造形をもたらしました。また明治以降は水力発電や用水の引水で木曽川の水面が低下し、岩の巨大さがより引き立っています。1923年に国の名勝に指定され、現在は国定公園に指定されています。

白い岩肌とエメラルドグリーンの流れに魅了されます。川面に映える秋の色彩は息をのむほど見事です。悠久の時を刻んだ奇岩の上から、静かにゆっくりとお楽しみください。併設の美術公園内は遊歩道を散策していただくこともできます。

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