Japan Heritage KISO史跡 中山道
No.32
中山道は、慶長7年(1602)に徳川家康により五街道の一つとして、江戸から京都までの重要な街道として整備されました。馬籠峠から根の上峠までの総延長19.6kmのうち、中山道の旧態が良く残っている8.5km が史跡です。
美濃国落合宿から馬籠宿に至る約4.5 kmの中山道には、石畳の道や一里塚が現存し、道幅や沿線の遺構がよく残されています。また、峠集落は妻籠宿と馬籠宿の間の宿として発展し、藤村の夜明け前にも登場する「牛方」の家屋等の建造物群をはじめとして宿場景観地区と在郷景観地区約25haが保存されています。
馬籠宿~妻籠宿間は約8キロメートルありゆっくり歩いても約3時間程の所要時間となります。途中、完全に残っている旧中山道、宮本武蔵が修行したといわれる男滝・女滝、番所跡の一石栃など見どころたくさんです。