Japan Heritage KISO木曽の朴葉巻

No.40

木曽地域の名物の一つで、古くから子供の成長を祈り、端午の節句(木曽地域ではひと月遅れの6月5日)の祝いの日につくります。

米の粉を練ったものに餡を包み団子に丸め、朴の葉で包み蒸したもの。「木曽の朴葉巻」として長野県選択無形民俗文化財に指定されています。朴の葉には独特の香りがあり、殺菌作用もあることから、朴葉巻のほか、昔から朴葉メシ、朴葉寿司、朴葉味噌など朴の葉を利活用した伝統料理が数多く残されています。いずれの料理も、朴の葉の香りが食欲をそそります。また、読み方については木曽地域でも「ほおば」と「ほうば」に分かれるところですが、学術的な送り仮名は「ほおば」で、発音は「ほうば」が一般的のようです。
朴の葉が柔らかい5月下旬から7月上旬の餅菓子で、木曽地域(塩尻市、中津川市含む)の和菓子屋等で購入ができます。木曽地域の一部では「ほお葉祭り」が開催され、朴葉寿司も味わうことができます。

関連リンク